「尾野真千子が語るテレビドラマ『カーネーション』を中心に」-2
登壇者:尾野真千子
田中健二(NHKディレクター)、
舞台下客席に城谷厚司(NHKプロデューサー)たまに話を振られて補足。
聞き手:岡室美奈子(演劇博物館館長)
ということで、岡室館長の進行で進んでいきました。
この岡室館長ですが、前々から早稲田に息子さんが通っていた知人より「カーネーションに熱い方」ということを聞いていました。本当に熱かったです。
何度も「カーネーションが好きすぎて」と自分で言っちゃってます。
そう、これは表題に「カーネーションを中心に」って言っちゃってるくらいにまるごとカーネーションのイベントでした。
「カーネーションは朝ドラ革命」だそうです。
無料チケットで先着順の席だったので、並びの列が始まっているのを知って入場の30分前くらいに私も並びまして、G列を確保、肉眼でちゃんと見える席でした。
ではメモを清書しながら補足していきます。見た目は気にしないでね。内容もちょっと違うかもよ。
「」は尾野さんの発言内容。
()は私の感想
他は室岡館長と田中さんの発言より。
尾野さんはトーク中はイントネーションとかずっと関西弁でした。
*ケンちゃん、糸ちゃん
田中さんと尾野さんはお互いを今はそう呼び合うほどの仲。
とはいえ、それは今だから、撮影中は撮影もタイトで時間も限られていてそれなりに大変だった。時にはムッとすることもあった。
*尾野さんにとってカーネーションは?
「映画に出たいという思いで上京したが、やがて親孝行がしたくて朝ドラにも出たくなった。
しかし、年齢制限に引っかかる年齢に達していたのでオーディションを受けることもあるし、受けられないことも多くて数年受けていなかった。」
「出演作品はどれも「宝物」だけど、カーネーションは「プレミアム宝物」だ。」
そのあとのやり取りでカーネーションは尾野さんを視野に入れて20-30歳に年齢制限を広げたという話が出てきた。岡室さんは知らずに聞いてしまったのだけど、途中から田中さんがちょっと話しづらい感じに。
ただし、最終審査で審査員が10人だか11人だかで一人1票、渡辺あやさんのすすめはあったけど、あやさんも1票の権利だと。
決め手は、関西弁でワーッとしゃべるセリフがダントツで良かったからとのこと。
渡辺あや×尾野真千子の過去作「火の魚」の関係性があるので、「カーネーションを中心に」ではあるけど、この後もちょこちょこ「火の魚」のワードも出てくる。
*「登場人物で勘助が一番好きだった」
登場は途中までだけど、ずっと勘助のことは考えていた。
*他の機会で尾野さんはカーネーションで演技をしなかったと聞いたがそれは?
「糸子が自分に似てると思ったので途中から演技をする事をやめた、そのままやった」
ここから5つの映像(結構長い)を見てトークの繰り返し。
シーン1
『勘助に負けて悔しがるところからお父ちゃんに「学校をやめてパッチ屋に行け」と許されるまで。』
*泣きのスイッチはどうやって?
それまで普通にしているのにワーッとスイッチが入って泣けるのが凄いと関係した人が皆んな言う、それはどうやるの?と聞かれて・・
答えたくないなという感じで「企業秘密です」。
でも「直前までセリフのことも何も考えないようにしている、泣きのシーンは泣けるか自分も心配だけど、本番が始まった時にやる」←ニュアンス
(するとそれが周りもビックリな程の泣きになるのだそう。誰かさんみたいだよ。)
シーン2
『戦争でいろんな人が亡くなるが泣けなかった。だんじりを見に行きそこで一気に「負けへんで」と泣き崩れる。』
*子供に手のひらに乗せられた赤い花びらの意味。(←なんだったかな、、)
*泣き方も含めて年齢相応になってますね。
*だんじりの前で泣くシーンのロケではもう放送が始まっていたので周りに100人ほどの見物人がいた。
*人が見てる中での演技はどうですか?
*「(空襲シーンで子供2人を両脇に抱えるのは)東京に出てくる前の地震で姉がそうしていたのが印象的でそれを使おうと思った」